ななこのブログ

服を着て映画を見てごはんを食べてときどき旅に出るなどを綴ります

おやすみ

 

 おひさしぶりです。
 今日は半年以上書こう書こうと思って書けていなかった、自分の転職経験を書きとめるため復活しました。
 世の中にはこんな転職方法がいいよ!というわたしの記録よりためになる情報がやまほどあると思いますので、あんまり参考にはならないかもなのですが、自分にとっては恥と感じている部分も多いことだけれどもせきららな実録ってやつを書いてやるぜ!という気概で書きます。でも身バレはしたくないのである程度ミスリードは入れます。
 なぜ今日書くかというと、会社を本日はじめて欠勤したからです。台風来てるし、ここ数週間疲れが溜まって毎日起きるのがしんどい日々が続いてたし、ああそろそろ休んだほうが心身のためだな。という冷静な判断に基づいた休みです。メンテナンスです。もうめっちゃ前向き、むしろ自分を褒めたい。褒めるわ。みんな褒めて。そしてみんなほどよくサボって自分を休ませようね。

 わたしは現在29ですが、この年齢にしてはかなりの転職を繰り返してきました。いま7社目かな。
 転職するうえで、かなりの時間をネットに費やしました。転職するひとみんながまず思うことだと思うのですが、転職しよう!と決めた後、じゃあ実際どう活動すればいいんだ?と悩むからです。
 わたしもちゃんと考えて転職しよう、と決めたのは今回の転職がはじめてでした。それまではかなりいきあたりばったりでした。

 本題に入る前に簡単に自己紹介すると、新卒で入社した契約社員の接客業でわたしは心を病みました。うつ病と診断されたわけではなかったけれど、出勤・退勤するとき毎日涙がとまらない。後半は仕事中も涙があふれてしまいバックヤードかトイレにこもって泣いてしまう。ある日とうとう職場の駅まで着いて、もう視界に職場へのドアがあるのに涙が出て歩けないという事態に陥り、仕事を休みました。その後話しあいを経て(まともな話しあいではなかったかもしれない)1か月後に辞めました。いま思い返すと本当に病んでたなあと思う。4か月で辞めました。

 そのときはじめて転職というものをすることになったのですが、はっきりやりたいことが決まっていたのですんなり決まりました。すごくしんどい4か月だったので、好きなことをしよう!と思ったのです。それで映画館で勤めはじめました。映画館の求人はいくつかあって、映画館のサイトでたしか見たんだと思います。好きだと思っている映画館がふたつあったので、そのうちひとつにまず応募しました。そして受かりました。もう5年以上前のことですが、映画館で働けたよろこびがいまでもわたしの心には残っていて(すさまじいトラブルメーカーだったのでたくさんの失敗経験、トラウマもあるけれども)、映画が好きということが理由のひとつでいまの会社ともご縁があったので、とても感謝しています。
 まぁ映画館も2年たたずに辞めてしまい、その後も転職を繰り返したのですが、そこからはほぼすべて転職サイトを経由した転職でした。ではここから本題です。

ハローワーク
・転職サイト
・転職エージェント
・その他

 転職するとき使える主なツールはこの4つだと思います。というかわたしが使ったのはこの4つでしたので、順番に書いていきます。(なお特定の企業を批判・非難する意図はとくにありません。わたしのスタイルには合わなかったというだけ!)


ハローワーク
 ハローワークはブラックな企業が多い!職員もやさしくない!というネットの情報をさんざん見ていたわたしは、その刷り込みゆえにハロワに行くことにおびえ恐れ長らく行きませんでした。しかし2回連続で試用期間中に退職し、すっかり自信や希望を失いまたしくしく泣いていたところ親にすすめられ、びくびく行きました。
 結果としてはとても良かったと思います。まずわたしの地元のハロワは職員のひとがしぬほどやさしかったのです。2回ぐらいマジ泣きしそうになりました、建物出るまで耐えたけど。転職というのは孤独な戦いで、まっくらな道を手さぐりで進まなければならない、ゴールが見えない活動です(というのはわたしの言葉ではなく後に出会うエージェントさんの言葉)。だから直接、親身になって相談に乗ってくれるひとがいることを知れただけで、ハロワのことを好きになれました。

 求人の質という面では、正直書類選考で落とされるか一次面接で落ちるかしか経験ないのでなんともいえませんが、まぁ場所によるのかなという気はします。ハロワは地域密着型の求人が多いので、都内にお住まいの方なら求人数・給与は田舎に比べれば潤沢ではないでしょうか。田舎の端っこに住むわたしにとって、ハロワは地元に近い場所の求人をさがせることはメリットでした。
 ただ求人検索はしにくいです。あと雇用保険の手続きが手間、などべんりさに欠けるところはたくさんありました。しかし前述したように「しんどくて落ち込んでいるときにやさしく話を聞いてくれるひと」がいたのは、わたしにとってハロワだけでした。解決してくれるとかではないし、わたしも具体的に泣きごとを言ったわけではなかったのですが、対応がすごく親切だったんですよね。そういう意味でハロワは心に残っています。


・転職サイト
 さて、実際に就職できたツールはこの転職サイトです。下記に挙げる大手以外にもいくつか登録はしたのですが、いちばん求人数が多く使ったのがやはり下記大手だったので、各転職サイトへの感想を述べます。

<エン転職>
 ここはダントツでデザインが良いです。なにそれ…と思われるかもしれませんが、いやデザインが良いって大事なんですよ。求人検索するときに見にくかったらやる気が削がれるから。
 しかしわたしはここ経由で応募して就職した2社が試用期間中に退職し若干心を病みかけたので、それからは眺めたりたまに応募したりはしたけれどあまり積極的には使いませんでした。実際はどうかわかりませんが、わたしにとっては求人の質が悪い、という結論に至ったからです。

リクナビネクスト>
 最大手ですね。ネットで転職サイトの評判を調べると必ずといっていいほどおすすめされるところです。
 ですがわたしにとっては最悪でした。ここで就職を決めたことはなかったのですが、いくつか応募はして選考は進みました。その選考があまりにひどかったからです。面接のときに採用条件や契約内容を聞くと、その中身がリクナビネクストに掲載あったこととあまりにかけ離れている。いや、ちゃんと中身確認して掲載した??インタビューした?? 嘘の情報ばっかのってましたけど??と茫然としました。まぁリクナビネクストのせいじゃなくて企業の責任のほうが大きいと思うんですが、それにしてもそういうことが続いた企業がこちら経由で応募したところばかりでしたので、わたしはあまりに合わなかったです。
 いま思うと営業職の募集が多い印象があったので、わたしのような事務職希望には合わなかったのかもしれません。おなじリクルートが持っているとらばーゆのほうが合ってました。

マイナビ転職>
 いま就職している職場はこちら経由で応募しました。だから、というのもありますが、この転職サイトがいちばん好きです。デザインはそれなりで見やすいし、マイナビ転職から応募した企業は良い印象のところがかなり多かったためです。面接できちんとこちらの質問に受け答えてくれる、会社の事業や仕事の説明をあちらからしてくれる、など当たり前であってほしいことをきちんとしてくれる企業が多かったという印象です。
 わたしはひとつ前の職場は@typeの転職サイトのひとつ、女の転職から応募しました。そこで仲良くなった親会社のひとはマイナビ転職で就職していて、やっぱりマイナビ転職だよ!とか言っていたのを思い出します。

 最近はフェイスブック経由で応募するツールやその他アプリも潤沢にあるので、一言に転職サイトといっても悩むところかと思いますが、わたしの感想としてはメインで使うツールは3つまでがいい、ということがあります。登録するだけ登録する!とかははじめの頃はいいと思いますが、この世にはあまりにたくさんの求人があるので、結果として手にあまってしまうからです。
 上記にあるような大手をひとつ、業界もしくは職種に特化したサイトをひとつ、とか。あと登録するだけしてほぼ使わなかった「Wantedly Visit」はフェイスブックアカウントありきのアプリだったと思うのですが、けっこうおもしろそうだな、と思う求人が多かった印象です。


・転職エージェント
 エージェントは絶対に使え!といいますね。その転職エージェントの話です。
 わたしはいくつか登録しました。その経験から言うと、たしかに登録はしたほうがいいと思います。求人の質とか実際応募するとかは置いておいて、自分のモチベーションに繋がるからです。

 直近で使わせてもらい、また印象に残っているおすすめのエージェントはワークポートです。ワークポートは1か月とすこしで退職した職場の、でもとても良くしてくださった先輩にすすめられたサービスです。2回の転職で使いました。ここは最初にエージェントと一対一でじっくり話し、状況を確認しあいます。そして求人をその日のうちに紹介してもらえます。ふたりのエージェントの方と話しましたが、ふたりとも若手のばりばりの営業マンという印象で、現実的なことに加え前向きなことも言ってくれるので最初に登録するところとしては転職モチベーションが向上できるのでおすすめです。

 おそらくエージェントは成功報酬型だと思いますのでこんなこと言うのは気がひけるのですが、このモチベーションというのはかなり重要だと思います。だから実際使うか使わないかは最初の面談で決めればいいことなので(実際、その会社というかエージェント個人と合うか合わないかはあると思いますし)本気で転職しようと思っているひとは一度行くことをおすすめします。ちなみに本気で転職、というのは追いつめられてるひとと想定しています。
 わたしが2度目にワークポートのエージェントへ面談を申し込んだのは、ひとつ前の会社を辞めると決めて会社にもそのことを告げた翌週でした。つまりもう辞める時期が決まっていて、後戻りができなくて、なにがなんでも転職しな
いといけないと気負っていたときです。20代最後だしもう転職したくないしきっちりちゃんと転職したい、と心に決めていました。転職活動を開始するはじめの段階でエージェントと面談して、いっしょにがんばりましょうね!と顔を合わせて話せたのはすごく良いことだったと思っています。
 実際その後、エージェントが紹介してくれる選考はあまりうまく進まず、でもほかの転職サイトを通して自分で進めていた選考の相談にのってもらったりしましたし、登録しておいて損はないと思います。


・その他
 その他、とざっくりの枠ですが、あとは企業のサイトから直接応募するとか、タウンワークなどの冊子経由で応募するとかですかね。
 前回の転職活動の際、企業のサイトから直接応募して内定をいただきました。直接応募でそこまでいったことがなかったのでかなり驚いた経験です。ただ給与があまりに安すぎて結局お断りしてしまったのですが、わりと穴場なのかもな、と思うので大手ではなく中小企業は狙い目なのかもしれません。確証はないですが。


 転職活動自体しんどいのに、本当にひどい企業もありますよね。書類選考のうえの面接ですと言いながら書類はじめて読みますという態度、こっちの交通費と時間もとっているという意識のない面接官。自分がばりばりに働いててスキルがあってだったらそんな面接にならなかったのかなと思ったこともありますが、そもそもそういう企業はこちらから断ったほうがいいです。むしろわかりやすくて判断がしやすいというメリットがあります。互いに良いところばかり言いがちになる面接は、限られた時間でどれだけ企業の情報をしぼりとれるかという駆け引きでもあるからです。わたしは職場の雰囲気(わいわいしているのか、しんとしているのか)と残業時間については確認するよう努めました。あと雇用条件をきちんと先方から提示してくれる会社は信用できるなとか。

 いまは転職市場が潤っているといいます。たしかにそれは昨年冬に転職活動している際に感じました。わたしは本当に目立ったスキルがないし、転職回数も多いし、だというのに前回の活動時は1つ内々定、2つ内定をいただき、最終面接まで何社か進めました。いま選んだ会社は仕事内容がけっこうきついし残業が増えたしそれで今日そろそろ休みたい…と休んだけれど、前の会社にとどまらず転職してよかったとは思っています。いまのところは。
 自分が書きとめておきたいからという気持ちで書きましたが、だれかの就職活動の参考にすこしでもなれたらそれは
それでうれしいです。

 最後に、これまでの経験からいっても、自分がいつまでもあたりまえに働けるという確信はないので、今日みたいにたまには休みつつ仕事していけたらなあと思います。
 だからみんなも働きすぎずたまには休みましょう。人生長いから。